教授挨拶

 愛知医科大学病院 緩和ケアセンターは、学内のサポーティブ・ケアの拠点と
して平成294月に開設されました。がんをはじめとする難治性疾患で療養され
ている患者さんとその御家族の直面する多くのつらい症状に対し、入院中の患者
さんは緩和ケアチームとして、外来通院中の患者さんは緩和ケア外来で、緩和
医療専門医精神症状の専門医、認定看護師、薬剤師など多職種からなる緩和ケ
アチームがコアとなり、栄養やリハビリテーションといった各部門と連携し
迅速かつ質の高い緩和ケアの提供に努めています。

 また、当センターの医師は、栄養治療支援センター、栄養サポートチーム(NST)
活動のマネジメントも行っております。 栄養状態を良好に保つことは、医療の
重要な鍵です。学内の基本的な栄養管理の徹底と、より質の高いNST活動を展開
できるよう注力してまいります。
                                                   
 研究面では、がんの悪液質や、加齢によるサルコペニアといった筋肉量、体蛋白量の減少を生ずる難治性の栄養
不良の病態の解明や治療法の確立に取り組んでいます。また、学部教育、大学院教育を通して緩和医療、臨床栄養の医学知識と技術の修得した高い志をもつ若い人材の育成を行っております。

 現在、当緩和ケアセンターに所属する医師は私以下3名ですが、学内のスタッフはもとより、名古屋北東部、東尾張地区の多くの職種の医療関係者に支えて頂き、サポーティブ・ケアの向上に関した活動を展開しています。
今後も、学内外の医療者の皆さんと協働し、愛知医科大学および地域の緩和医療や栄養管理の向上に努めてまいりたいと考えております。関係各位のさらなる御支援、御協力を御願いしたいと存じます。